コロナ渦でも、地球にやさしい、エシカルな行動を続けていくには。
COVID-19の影響で増えるゴミ。
自粛の影響で、テイクアウトを始める飲食店がとても増えていますね。それに伴ってテイクアウト容器の需要がのびているようです。という話を聞いた時に気になったのはプラスチック器のゴミも増えているんだろうなということでした。
もちろん休業による飲食店の営業継続が困難になることの危惧も考えますが、それと同時にゴミ問題もとても気になる話題でした。
また、海外のどこかでは、エコバッグの使用を衛生面から禁止しているという話も聞きました。つい数ヶ月前まであれほどレジ袋を減らそうとしていたのに。
もちろんゴミが増えるから飲食店のテイクアウトはNGということを言いたいのではなく(私たちカフェも元々テイクアウトをしていますし)自宅から持ってきた袋より新品のレジ袋の方が衛生面からは良いかもしれないというのはわかります。
ただここ数年でようやく一般の私たちに浸透してきたエシカルでサスティナブルな流れが、なんだか逆流しちゃったような・・・
そしてこれからどうなるんだろう?COVID-19の影響で世界はどう変わるのか?たくさんの企業や一般の人々が関心を持ち、ようやく行動にで始めた、地球に優しいサスティナブルな動きをこれからの時代も継続していくにはどうしたらいいんだろう?
そんなことを考えたりしています。
こういう時に強いのは、大企業ではなくこんなところ。
昨年は、ある大手ファッションブランドがオーガニックコットンの服を取り扱い始めたとか、エシカル商品を発表したとかSDGsの話題とかサスティナブルな活動についてのニュースが色々あったのですが、今年はそういった話題が表に出てきません。
これはあくまで私の個人的見解ですが、COVID-19の影響で大企業も大きな打撃を受けているようなので、企業ももしかしたら今日1日を生きる、今月を乗り越えることで精一杯なのかもしれません。
一方、元々の理念がエシカルな考えだったりする小さな店舗やローカルブランドは、こういう時でも粛々とサスティナブルな行動を考えて続けているところもあるそうです。それは店舗だけではなくてノンプラスチック生活をする主婦の方だってそうかもしれませんね。
こういう時に強いのって、都会の有名な会社とかお店じゃなくて実はローカルブランドだったりするんですよね。
ちゃんと信念というか理念を持っていれば、どんな状況だって基本的に選ぶことは変わらない。エシカルなものを選ぶという指針があれば、自粛中だってそれを選んでいるんだろうと思います。
先述した、飲食店のテイクアウト容器も、生分解性のものを選んでいるお店も多いかもしれません。
ユノートルも、エシカルなもの選びを止めない。
私自身も、こういう時だからこそ、今年始めると決めたエシカルなもの選びは止めないで継続していこうと思います。もちろん、大きなことはできないけれど、できることを少しずつ。地球に優しい、は一回きりじゃなくて、継続することだと思うから。
まずは、これ。
テイクアウト用カップ、スプーンを植物性原料のカップに変更しました。
私たちの運営する週末カフェで使っているテイクアウト用のカップ、以前これのゴミが多いことを気にしていたという記事を書いたと思うのですが、
この時は、再生素材を使った食器を使い始めたという話をしましたね。その後もテイクアウトのカップの素材は気になっていたので、今回在庫が少なくなったタイミングで、テイクアウト用カップそのものを変えることにしました。
これから暑くなる時期に増える冷たい飲み物オーダーを前に、透明のテイクアウトカップを環境に優しい生分解性プラスチックのものにしました。(正確には、まだ少し通常のプラも残っているので使い終わってからこちらに変更するつもり。)
どんなものかというと、トウモロコシなどの植物性のでんぷんを原材料にしています。通常のプラスチックは石油を原料にしていますが、これは植物性の原料のためプラスチック独特の匂いがしにくいのが特徴なんです。
同時に、テイクアウト用のプラスチックのスプーンも木のスプーンに変えました。
地球にやさしい、エシカルな行動を続けていくローカルブランドを応援したい
エシカル行動へのハードルとして一番大きいのは、エシカル素材への変更は値段が割高になること。経営者にとって原価が上がってしまうのは、エシカル行動を躊躇してしまうところかもしれません。
原価が高くなればどうしても売値が上がってしまいます。そういった背景を分かった上で「安いから」だけでものを選ばないことも必要だと思っています。(実際に変更したカップは少し割高になりました。)
COVID-19の影響で変わる世界はどうなるのか。いろんなところで議論されていて、正解は分からないです。でもどんな風に変わっても、たとえ今みたいに行動を制限されることがあっても、私たちは自分の意思でものを選べるし、大切なもの、必要でないものを判断することはできるんだと思います。
どんな時代になっても地球にやさしい、エシカルな行動を続けていくローカルブランドを応援したいなと思うし、私もそんなローカルブランドでありたいなと思います。
今のこの状況であなたができることってなんだと思いますか?
私自身はというと、次は、お店のものだけじゃなく自分の持ち物も少しずつ見直していきたいな。またご紹介しますね!