凪のお暇「お暇(おいとま)」も時には必要ですよね
空気を読むのに必死な主人公が人生リセット
漫画が原作の「凪のお暇」というテレビドラマ、知っていますか?
空気を読むのに必死で、ある時過呼吸を起こして倒れてしまう28才のOLが、全てを手放して人生リセットから始めるお話です。
「お暇(おいとま)」とは、
「大辞林 第三版」より
人の前を去ること。帰ること。辞去。職を離れること。ひま。
ゆっくり自分を見つめ直す
会社を辞めて、引っ越しもして、SNSやめて電話も変えて今までの人間関係を全て断捨離した主人公。無理をしていた自分から、本来のわたしに戻ろうと今まで空気を読んで言えなかった「断る」ということとかにチャレンジしていきます。
「おいとま」の時間で、彼女がしようとしたことの一つがゆっくり自分を見つめ直すこと。主人公をマウンティングしていた同僚たちは、「自己啓発系?」とバカにしていますが、ゆっくり自分を見つめ直すことは、とっても大事だと思います。
わたしも転職時に限らず、いつも自分が何をしたいのか、これからどうしたいのかは常に考えていたように思います。それは過去形ではなくて今現在も、進行形です。
意外と自分のことはわからないもの
そこで彼女も、本にある通りに「自分の好きなことややりたいことを書きましょう」「5年後10年後のなりたい自分像を明確にしよう」を何時間も考えていますが、結局ノートは真っ白のまま。何も思い浮かばないことに自分でびっくりしています。
わたしも講座を開いていた頃、受講生さんに同じような質問をしていましたが、答えられない、書けないという方もとても多いんです。意外と自分が本当に望んでいることに鈍感なのかもしれません。
みなさんは、体裁ではなくて、世間が望んでいることじゃなくて、自分が本当に望んでいることって、パッと答えられますか?
今の暮らしのなかで、毎日少しずつ変えていく
このドラマの主人公は、一旦全てリセットしてから「人生のやり直し」として始めていますが、やっぱりというか、途中で「わたし間違ったかも!」と不安になってしまいます。
過呼吸にまでなってしまい、本来のナチュラルな自分でいられなくなった主人公くらい体に異常をきたしてしまうほどなら、人生リセットもありだと思います。
ただ、実際にはそれほど極端なことをしなくても、いろんなことのやり直しはできるし、彼女がリセットしてから変えられた「自分が言いたいことを言う」「空気を読みすぎない」は以前の環境にいても実はできることかもしれない。
それにはとっても勇気は必要かもしれないけれど、いろんなことリセットする勇気があれば、嫌われてもいいから断ってみるという方法もありだと思います。
お暇のような時間(自分を見つめる)時間は大切です。
今のまま、現状維持って実はとても楽だけれど、無理していたり嫌な気分だったり、それは本来の自分に嘘をついている状態だったりします。その状態を続けていくことは嫌なので、わたし自身も、今現在も少しずつ、やってみること、やめてみることなど、いろんな挑戦をしています。そのためにも、お暇のような時間(自分を見つめる)時間はとっても大切です。
そういう意味でのお暇は、一人の時間を作るとか、少し休みを取るとか、意識的に工夫することで作ってみてはどうでしょう。
何はともあれ、主人公以外の元彼とかの人間模様がなかなか面白いドラマ(マンガ)なので、人間観察的にもおすすめですよ。
金曜ドラマ 凪のお暇
金曜10時〜
TBS番組表 金曜ドラマ 凪のお暇
マンガ 凪のお暇
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