TUGBOAT(タグボート)、岡康道さんに捧ぐ。
TUGBOAT(タグボート)、岡康道さんに捧ぐ。
以前広告業界でバリバリ働いていたのですが、その時にすごく尊敬していて、いつかこんな人になりたいなぁと思っていた人がいました。
TUGBOATの岡康道さん。
その岡さんが今年2020年の7月31日に亡くなってしまいました。享年63歳。
その背中すら見えないまま、あっという間に逝ってしまいました。。。
日本の広告界を引っぱるために会社を辞めて、つくったのがTUGBOAT
岡康道さんが代表としてつくったのが、広告制作会社(クリエイティブエージェンシー)のTUGBOAT。港などで大きな船を正しい方向にけん引していくタグボートのように、日本の広告業界をひっぱるためにつくったそう。電通から独立した4人でつくった会社です。
岡さんは生前、「電通からは『お前達に引っぱってもらうつもりはない!』という声もあったが、『そんな小さなものを引っぱるつもりはないですよ』と答えた(笑)。日本の広告界を引っぱるために会社を辞めて、つくったのがTUGBOAT」ということをおっしゃっていました。いやはや、かっこいい。笑
2002年に大ヒットしたドラマ『恋のチカラ』のモデルでもあり、波乱万丈の人生をかけてけていきました。彼のつくったCMはとてもクオリティが高いものですが、どことなく人間味があって、心が少しざわつくような、商品を売るだけの広告ではないところがまた好きな理由でもありました。
こんな時代だからこそ、ちっちゃくても正しい方向に向かっていこう!
彼が抱いた広告業界を正しく変えていこうという思いは、まだ志半ばだったらしく、「残念だったのは『ファースト・ペンギン』になろうとしたのに、結局『奇妙なペンギン』で終わったってことだね。僕らの後が続かなかったからね。」という言葉を残しています。
そんな彼の死を惜しんで、記事をかいてみました。
ユノートルが地方の新しい働き方を考えるウェブメディア『しごとノート。』で、地方の新しい可能性を、TUGBOATが描いたストーリーに重ね合わせて記事にしました。よかったら一読してみてください。
岡さん、お疲れ様でした。風のように走り抜けた人生でしたが、たくさんの人に影響を与えてきたと思います。岡さんの理想はこれからの後輩たちがきっとカタチにしてくれると思います。僕も微力ながらその後輩の一員として地方で頑張っていきたいと思います。ゆっくりおやすみください。