人との違いや感覚に悩む人がのびのび暮らせる世の中へ | unautre〈ユノートル〉
lifeshift 2020年9月3日

人との違いや感覚に悩む人がのびのび暮らせる世の中へ

今日は、”普通でないこと”に悩む方向けに記事を書きます。

最近、ちょっと元気になる動画を見つけました。

皆さんご存知の、冬の女王と言われる歌手の広瀬香美さん。「歌ってみた」が話題のYouTubeのメインチャンネルではなくて、サブチャンネルがあるのをご存知でしょうか。歌ってみたの後の、トークが主なチャンネルです。

メインチャンネルよりも広瀬香美さんのピュアな素顔が見られて、面白くてかつ素敵な人だなと、私は有名人ながらとても親近感が湧きました。

こちらの動画の中で、広瀬さんは子供の頃の自分について語っています。

今では誰もが認める歌声、音楽的な才能ですが、子供の頃はとても苦労したそうです。

部屋の中のものをしまい込むクセがあるのは、モノがそれぞれ音楽を奏でているように感じてしまうからだと言います。

たくさんのものがある場所は大合唱みたいになるのでしょうか?それでは物事に集中できなくて大変ですよね。

そういった現象が全然聞こえない(受け取ることができない)私たちにとっては「んん??」と思ってしまう感覚ですが、彼女は子供の頃からそれを感じ取っていたそうなんです。

「みんなで給食を食べている時に、「この牛乳、ニ短調みたいな味がする」とか言うのって、変な子だって思うよね。」と周りからちょっと浮いた存在だと言うことをご自分で認識していたそうです。

今までの常識は本当に常識なのか?

普通そんなことは言わないとか、人とは違う行動をとるとか、そういう特性のある人は子供の時も大人になってからもなんだか変な子、変な人として扱われたりしてきましたよね。

思えば、私もそんな類の子供だったのかもしれません。

大人になった今も、人と違う感じ方やセンシティブな部分、みんなにできてなぜか自分にはできないところなど多々自覚しています。

現在でこそ、そんな人たちのことを大人の発達障害とか、ADHDとかで説明するようになりましたが、そのチェックリストにぴったり当てはまらなくても、なんだか周りと私は違うかも~、人と違う考えかも~、みんなと感覚が合わない~とかそんな人もいるんじゃないでしょうか。

私が小学生だった頃(昭和の時代)や、新卒で事務職をしていた頃(お茶汲みや掃除当番は女性のみ、結婚退職が当たり前)、その頃から見たら今の暮らしや仕事の仕方はかなりフレキシブルになりましたよね。あの頃、今みたいに自由なフリーランスな生き方をしているとは思いもよりませんでした。

今まで常識として持っていた、いわゆる「普通、こうだよね」が実は全く違っていたとしたら。普通という概念が、実は私たちを縛りつける見えない”檻”のようなものだったとしたら。反対に今まで「変だね、みんなと違う」と思っていたことの方が、自由に幸せに暮らしたい私たちに合っているとしたら。

そんなことを考えたことはありますか?

もしかしたら、私たちはただ知らなかっただけかもしれません。こんな楽しい生き方があるってことを。

人との違いや感覚に悩む人がのびのび暮らせる世の中へ

今よりもっと楽しい生き方ができるとしたら、もう”檻”の中にいる必要はないわけです。今まで人と違って苦しい思いをしてきたけれど、その違いは実はあなたの長所だったり人に喜ばれるところかもしれません。

最近知ったHSP(ハイパーセンシティブパーソン)という人一倍繊細な気質を持つ人が5人に一人はいるといわれているそうです。有名人ではタレントの田村淳さんもそうだとのこと。彼は司会という立場で周りの細かな雰囲気をキャッチしてうまく回すということに、その特性を生かしています。

広瀬香美さんがのびのびと素敵な音楽を奏でるように、田村淳さんが、面白おかしく番組を進行していくように、私たちには自分にしかできない”違い”があるのだと思います。

私も最近、輪をかけて「自分は全然普通にできないな~」と思うことが増えてきましたが、それ以上に今までできなかったことができるようになったこともたくさんあります。このユノートルでのブログものびのび書かせていただきながら、自分なりにできることを楽しく発見しながら進んでいこうと思います。

人との違いや感覚に悩んでいる方がいたら、普通という概念でつくった見えない”檻”からちょっと出てみてください。

その”檻”は、人が作ったように見えて実は自分がつくったものなのです。そんな自分を認めるのも、まずは自分からはじめるのです。自ら作った”檻”から出たら、もっと気楽でワクワクとした、違う世界が見えてくるはずです。