アップルやAdobeから見える、あたらしい仕事のやり方とは? | unautre〈ユノートル〉
lifeshift design-consulting 2018年11月7日

アップルやAdobeから見える、あたらしい仕事のやり方とは?

すみません、ちょっと専門分野の話なのですが、きっとみなさんの今後に役立つと思って聞いていただければと思います。

ユノートルではカフェの運営や雑貨やファッションアイテムの通販や販売などをやりながら、デザインのコンサルティングも同時に行なっています。主にグラフィックやウェブのデザインが中心なのですが、ブランディングやコンサルティングなどにも対応しながら幅広くサポートさせていただいております。デザインのお仕事をしているのでパソコンもMac中心ですし、ソフトもAdobeのアプリケーションを幅広く使用しています。彼らからサービスを日々受けているので最近のクリエティブの仕事環境の変化にこれからの仕事のあり方をすごく考えさせられるので、この記事で僕なりの考えをまとめたいと思いました。お付き合いくださいませ!

 

場所も、環境も、仕事をやるのにはあまり関係なくなってきました。

もちろん、あくまでも僕のやっていることが中心なので、場所や環境が大事なお仕事もいっぱいあります。

ただ、昔に比べるとどこでだろうが、どんな状況であろうが、仕事を完成させるのに問題なくなってきたという現在の環境があります。

ノマドワーカーという言葉が一時流行りましたが、最近のインフラ整備によってパソコンを使った作業などはどこにいてもできるようになりました。もちろんノマドワーカーは10年以上前からいたのですが、やはりWIFI環境がとぼしかったり、パソコンの性能が弱かったりと一部の人のものになっていたような気がしました。(スタバでノートバソコン持ってドヤ顔するやつです。笑)それが最近はあんまりお金をかけなくてもいろんなところで簡単に作業ができるような環境になってきました。また、ゆっくりと外でお仕事ができる環境も最近はすごいですよね!スタバやドトールなどのカフェはもちろんのこと、シェアオフィスだったり、行政なども提供するフリースペースだったりと簡単に仕事ができる環境も充実してきました。

アップルが提供したいこと。スマートに暮らせる社会、そしてドキドキとワクワク。

もちろんiPhoneやMacがいっぱい売れるのが企業的には嬉しいとは思いますが。笑

でもジョブズやティムクック、そしてアップルの社員たちが本当に提供したいことは、この世界をかっこよく、そしてこの世界に暮らす人たちにドキドキとワクワクをサービスしていきたいんじゃないかと思っているのです。

アップルは製品メーカーなのですが、たぶん彼らはそれよりももっと崇高な理念をもって仕事をしているんじゃないかと思います。製品としての完成度はもちろんなのですが、そのユーザビリティをみるとそれよりももっとこだわる楽しさやスタイリッシュさを感じないわけにはいきません。

先日でたiPad Proなんかはきっと未来のノートですよね。これ1台あればもしかしたらなんでもできちゃうかも知れません。

 

Adobe製品もプロ向けから一般向けに変化。クリエイティブをもっと身近にしていく。

Adobeはアップルに比べるとより専門的な会社で、この記事を読んでくださる方にもちょっと聞き馴染みの薄い会社なのかも知れません。

ただ、何年後かには誰しもが日常的に活用するようなソフトを提供したり、プラットフォームをつくったりするのではないかと感じてます。

写真を撮影したりするのはもはや誰しもが日常的におこなっていますよね。その写真をより美しくするのもAdpbeのソフトでできますし、もっと言えば加工して自分だけの作品づくりもできたりします。イラストも同様に。もっといえば映像だって!昔は一部の人のテリトリーだったものがAdobe社のサービスによって、クリエイティブがどんどん身近なものになってきています。僕らデザイナーとしては困ってしまうかも知れませんが。笑

個人でもあまりお金をかけなくても好きなことが極められる時代に。

僕はもともとグラフィックデザイナーなのですが、いまは写真を撮ったり、映像をつくったり、はたまたウェブサイトも作成したりしています。もちろんカフェや雑貨屋だってやっちゃってます!

これはお金があったからできたという訳ではありませんよ。笑。まー、まったくお金がかからなかったと言えば嘘になってしまうかも知れませんが、昔のように何百万円ももお金をかけなくてもビジネスはできる時代になってきたと思います。

アップルのMacだって昔は初級者クラスでも50万くらいしたんですよ!それでソフトも買ったりしたら個人で用意したって100万くらいかかってしまったのですよ。実際僕もそうでした!そして勉強するにも50万くらいかけて学校行ったりと。。。今ってどうですか?この前かなりハイスペックなMacBook Proを買っても20万円、そしてAdobeのソフトがいろいろ使えるクリエイティブクラウドだって学生プランを使えば月3000円で始められます。正直スタートだけなら10万円もあればなんでもできちゃう時代なんですよ、僕らの業界は。1/10ですよ!

昔は機材があること、技術があることがプロだった。そして現在は?

アップルやAdobeからひもといてる現代ですが、アマゾンやSNSの環境をみてもクリエイティブ業界に限らず、今の時代はあらゆることに取り組みやすくなったと思います。

映像などもそうですが昔は何千万円もの機材を導入しないとやれなかった世界が、今やスマホひとつでできる時代になったのですよ!1/10どころじゃないですよね!プロフェッショナルってもしかしたらその世界に骨を埋めるという覚悟で手に入れられた代償だったのかも知れませんね。それはそれで良かった時代なのかも知れませんが、新しい時代は悲しいかな、ある職業を選んだところでプロフェッショナルになれない時代になってしまったと思います。ありとあらゆることが取り組みやすくなった分、その世界への壁はひくくなりました。誰しもがトライできる時代になったのです。それを良しとするのか悪しとするのか?きっとそれはみなさん自身の問題だと思います。

ただ、これだけは言いたい。本当に好きなことはやりやすくなった時代だと思います。やりたいことはよりやりやすくなった時代だと。

だったら好きなこと、やりたいことをやった方が得なんじゃないかと思います。いや、むしろやりたいこと、好きなことをどれだけ一生懸命やるかが大事な時代なんじゃないかと思うんですよ、僕は。アップルやAdobeは便利でワクワクする社会を提供してくれています。どんな人にもチャンスがある社会を。だからそこに甘んじて何もしないのではなく、自分の力を存分に活かせばいいと思うんです。周りを気にせず、自分と向き合って、楽しくそしてみんなに愛されるそんなお仕事をぜひやっていってもらいたいと考えます。ユノートルもそういった気持ちでやれることを精一杯楽しみたいと、そう思ってます!